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商店連合会について

平成31年3月発行

平成30年度事業「高校生によるアンテナショップチャレンジ事業」

昨年度に引き続き、本年度も四日市商店連合会は上記事業のお手伝いをさせていただきました。三重県立四日市農芸高校「販売情報コース」と三重県立四日市商業高校「シティマネジメント講座」及び「マーケティング講座」との2校3講座の取り組みについてご紹介いたします。商連ホームページ(ブログ)でもご紹介しています。

●高校生によるアンテナショップチャレンジ事業とは!

地域の将来を担う高校生を対象に商店街の商店主等を派遣して、課題研修の中でビジネススキルを習得しながら高校生ならではの発想や感性を取り入れた研修成果を中心商店街やじばさん三重・定期市等で発表し、街の賑わいを創出することで中心市街地の活性化に繋げることを目的とする。

●事業の内容

課題の進め方は、取り組み生徒の希望を聞き取り、高校生と協議をおこない実施する。
イベントに参加する生徒が発表する際にはサポートをおこなう。
商店主等の講師派遣に協力する。
課題研究の取り組みを5回以上、成果発表を1回以上おこなうようお手伝いをする。

●課題の目標

地元四日市について詳しくすることで、地域への関心を高め、魅力ある都市づくりに貢献する。課題・問題解決に向けて柔軟な発想ができ、積極的に活動できる能力を養う。
行政や経営に携わる人の交流を通じて、社会人をして必要されるスキルを身につける。

四日市農芸高校版

「販売情報コース」の取り組み。
三滝川慈善橋市場リニューアルオープン時や塩浜市場イベント時に高校生による臨時即売会を開催。新たに塩浜市場の活性化に向け市場のチラシ・ポスター・POP・看板製作する。
市場祭において高校生による農芸商品を販売し集客に貢献する。

四日市商業高校版

「シティ・マネジメント講座」の取り組みまちなか文化祭実行委員会として商店街実行委員と一緒に企画を考案。
イベント開催に向け主体的にかかわる。
「マーケティング講座」は、新商品を開発に携わる「三重みなびや講座」は、三重の文化に触れ、それぞれ文化祭にて商品の販売会を実施する。

四日市商店連合会委託事業
塩浜商工振興会の取り組み

1、四日市農芸高校成果発表

平成30年12月8日(土)塩浜市場「塩浜1・6・3・8市場大感謝セール」が開催され、春より塩浜市場活性化の為、高校生に出来ることは何かを考え取り組んでいた四日市農芸高校「販売情報コース」のみなさんの成果発表の日でもありました。

塩浜市場認知度向上の為、製作した大きな看板は近鉄電車の車窓からもよく見える線路沿いの建物東壁に取り付けし、A看板は市場入口付近に設置。
本日の特売表示ができるようマグネットタイプを考案しています。
またこの感謝セールにご来場いただく為、塩浜市場周辺にチラシ5,000枚の新聞折り込みとポスターを主要箇所に貼りました。(左・中写真)この日は、農芸高校による農芸商品の販売会があり、農芸ブースだけではなく通常の店舗も波及効果がみられました。

2、四日市農芸高校成果発表 県大会

平成31年1月18日(金)多気町民文化会館にて、三重県学校農業クラブ連盟主催の「平成30年度プロジェクト発表会」(県大会)が開催され、四日市農芸高校「販売情報コース」は、「塩浜市場活性化プロジェクト」と題して市場活性化に取り組んだ課題研究を発表し、参加36チームの中より見事最優秀賞を獲得しました。
8月には「東海大会」に出場が決まりました。発表内容は以下のとおりです。

昔、四日市は陸・海が栄え、産業振興の地であり毎月四日に「市」が開かれ、市場は元気の源でありました。
今、市場は、市内認知度は低く40%の人がどこで開催されているのか知らない、しかし情報があれば、利用したい人が70%もいます。
市場活性化を図り、街を元気にし、認知度向上と知らない人を30%までに抑えること、ターゲットを20代の主婦層にすることを目標を立てました。
まずは、実態とニーズを把握するため現地調査し、課題や解決策を見出しました。
市場の印象は、うす暗い・地味な感じであり、人の目を引く明るい看板やポップという広告でで市場を元気にすることを考えました。広告製作に取り組む前に、商店街の専門的な知識を持つ方を講師に来てもらい、誰にアピールするのかを考えました。
看板製作においては、講師のアドバイスを得ながら大きなデザイン看板とA看板を作りました。また、来場者を増やす為、ポップ・チラシ・ポスターを制作し、チラシは、新聞折込で宣伝した結果、場所や開催日を今まで知らない人が大勢来場しました。
今後、、市場コミュニティスペースの確保、ポイントカード発行、目を引く市場外観づくりなどが集客を望む課題と考えます。

四日市商店連合会委託事業
塩浜商工振興会の取り組み内容①


  • 活性化について意見交換


  • 塩浜市場を見学

  • 市場調査

  • デザインについて講義

  • 看板製作について講義
〈四日市農芸高校の提案・調査内容〉

[4月12日(火)]
「アンテナショップ事業」とはなにか。塩浜市場の歴史や現状について四日市市役所商工課職員から説明を受ける。
[4月27日(金)]
生徒による塩浜市場活性化策について意見交換。
[5月1日(火)]
塩浜市場の調査に向かい生徒の提案を紹介。
[5月22日(火)]
生徒らは市場の感想を出し合いどうすれば活性化に向かうのか取り組み案を絞り込む。看板・チラシ・POPを制作することに決定する。
[7月4日(水)]
生徒が5班に分かれてデザインを発表。
[7月23日(月)]
塩浜市場の現地見学会。

〈商店街から派遣した講師によるアドバイス〉
[8月27日(月)]
「一目見ただけで立ち止まる人を集める広告の創り方」 3番街発展会 講師 川原泰祐氏
何のために、誰に向けたものなのか、その人が興味のあるデザインになっているのか!を考える。
[9月20日(木)]
「看板製作に関する注意点」 塩浜商工振興会 講師 沢田 辰之氏
生徒たちのデザイン案をもと講師のアドバイスを受けながら、線路側に設置、電車からも目立つ大きな看板と市場入口に設置するマグネットタイプのA看板を製作する準備を開始する。

四日市商店連合会委託事業
塩浜商工振興会の取り組み内容②

四日市農芸高校による、A看板・デザイン看板製作・折り込みチラシ・ポスター・POP製作〉

[10月25日(木)・11月8日(木)]
四日市農芸高校「販売情報コース」の皆さんは、3班に分かれ [A看板製作]・[デザイン看板考案とペイント]・[チラシ、ポスター、POPのデザイン考案と製作]というそれぞれの課題を完成。
特に、デザイン面については「高校生ならではの発想」で抜群のセンスがうまく取り入れられ生き生きとした仕上がりになっています。

〈四日市農芸高校 製作課題完成しました。次はどうする?〉

①デザイン看板 近鉄電車から見える所に設置。
②A看板 塩浜市場入口に設置。
③チラシ1種類(A4サイズ)5000枚印刷 12月1日付け 新聞折り込み依頼。
塩浜・河原田・北楠・四日市南・采女・笹川地区。
④ポスター4種類(A2サイズ)各50部印刷 主要地域を中心に貼付依頼。
⑤POP(A4サイズ)ラミネート加工、市場の各店舗に配布。


  • ①デザイン看板のペイント

  • ②A看板製作

  • ③④チラシ・ポスター・POPの製作

  • ⑤POP製作

  • 〈PR〉塩浜市場イベント紹介
〈四日市商店連合会によるPR活動〉

[11月24日(土)]
四日市中心地区の諏訪公園において、四日市商業高校の「シティ・マネジメント講座」の生徒さんたちが実行委員してプロディースした、「まちなか文化祭」が開催されました。
この文化祭で、四日市農芸高校の生徒さんが仕上げたポスターを持って「塩浜1・6・3・8市場感謝セール」をご紹介させていただき、多くのお客様に塩浜市場にお越しいただくようお願いいたしました。

四日市商店連合会委託事業
四日市諏訪西商店街振興組合の取り組み

まちなか文化祭 平成30年11月24日(土)開催

四日市諏訪西商店街(振)のまちなか文化祭実行委員会主催により、諏訪交流館前ステージ及び諏訪公園と四日市中心商店街において「まちなか文化祭」が開催されました。本年度は、四日市商業高校「シティ・マネジメント講座」の生徒8名が企画の段階から加わり、若い世代の感性を取り入れ商店街活性化に繋がるよう考えて取り組んでいただきました。

1、四日市商業高校「シティ・マネジメント講座」成果発表

企画は、大きく分けて2つ。

  • スウィーツウォーキング
    泗商生がセレクトしたお店のスウィーツの食べ歩き。
    チケットを購入してもらいスタンプラリーの感覚で商店街の8店舗のスウィーツを全部食べられる。
  • 諏訪公園ライブ
    若者が主役。
    自慢の特技、演奏、パフォーマンスを披露。
    飛び入り参加OK。 PRタイムなどの楽しめる催し満載。
2、四日市商業高校「マーケティング講座・三重まなびや講座」成果発表
  • マーケティング講座
    泗商生が企業と開発から関わった 「泗水の香り」お茶や「茶娘ロン(チャッコロン)」洋菓子等、販売と接客を学ぶ。
  • 三重まなびや講座
    三重県の地産地消を学ぶ。関宿で販売される和菓子や地元フルーツを使用したジュース等、販売と接客を学ぶ。

四日市商店連合会委託事業
四日市諏訪西商店街振興組合の取り組み

〈四日市商業高校による、提案・視察・交渉〉

[4月19日(木)]
四日市市役所商工課職員からアンテナショップチャレンジ事業について説明。
本年度の「まちなか文化祭」は、泗商生が実行委員のメンバーとして、企画段階から加わり高校生ならではの発想を取り入れた文化祭に創り上げる。
[4月26日(木)]
まちなか文化祭実行委員と初合同打ち合わせ会。
[5月10日(木)]
生徒による「まちなか文化祭」企画(案)検討会。
[5月24日(木)]
四日市商店街視察。
生徒によるイベント企画(案)の発表と企画に対して合同検討会。
[6月7日(木)・21日(木) ]
様々なイベント企画(案)の中、スウィーツウォーキング・音楽イベントに決定。
[7月5日(木)・7月13日(木)]
文化祭予算・開催までのスケジュール確認。
広報・音楽・スウィーツウォーキング担当分け。
担当課題を進める。
出演者募集チラシ完成。
[8月8日(木)・9月6日(木)]
生徒による依頼交渉の開始。
1、出場者募集。
2、スウィーツウォーキングの出店依頼。
中間交渉状況確認。
諏訪西(振)の実行委員サポート会議を同時進行。
「まちなか文化祭」までのスケジュールを発表。
[10月20日(木)・11月1日(木)・11月15日(木)]
出場者、出店決定。チケット販売枚数検討。
出店スウィーツメニューの確認と担当割振。
「まちなか文化祭」ポスター、チラシ完成。

四日市商店連合会報告
平成30年度「アンテナショップチャレンジ事業」をふりかえって!

四日市商店連合会は、昨年度に引き続き高校生が、高校生ならではの発想や感性を取り入れた研修成果を中心商店街や定期市等で発表し、街の賑わいを創出することで四日市の商店街の活性化に繋がっていけるよう商店主の派遣やイベント参加調整などをサポートさせていただきました。

四日市商店連合会報告
四日市農芸高校 塩浜市場活性化プロジェクト

一校目、四日市農芸高校「販売情報コース」には、四日市の「市」である塩浜市場の活性化に取り組むのため、デザインと看板製作の観点から二人の講師を四日市の商店街から選出させていただき派遣いたしました。
塩浜市場の成り立ちから現状においては、市の商工課職員の方々から詳しく説明をしていただき、また生徒の取り組みにおいても最後まで温かく見守りいただきました。
課題成果発表の場になった12月8日に開催された塩浜市場のイベントにおいては、塩浜駅近くの線路際に設置したデザイン大看板の除幕式のあと、生徒らによる農芸高校商品の販売をおこないました。
通常店舗にも波及効果があり、普段の3倍の来場者で盛況に終わりました。
ご来場者にお願いしたアンケート結果、市場の場所や開催日を知らない人が生徒お手製チラシを観て来場して下さいました。
「ポスター・新聞折込チラシ」の宣伝効果だったと思います。
生徒による「塩浜市場活性化プロジェクト」は、主に3年生を中心として取り組んでくれましたが、今年一年で終わる一過性のものにはしなく今後も下級生に引き継ぎ課題や改善策などを考えていく方向で、農芸高校は、長期計画を出しています。
今後の活動にも、大いに期待が持てそうです。
若者の純な姿勢の取り組みは、我々大人たちも現状のままで満足せず、常の何かを考えて前進していくことを改めて考える機会をくれました。
そして、これからを担う若い世代にうまく引継ぎができるよう努力することを思うのでした。

四日市商店連合会報告
四日市商業高校 まちなか文化祭

二校目、四日市商業高校「シティ・マネジメント講座」は、この事業に関わること2年目になり、昨年は、泗商生とイベントに参加した子どもたちがプランターに花を植え、商店街の店先に置いてもらい店主に春までお世話をしていただくことをお願いしたこと、また、スタンプラリーを開催し、子どもたちによる商店街巡りをしていただきました。そして、この四日市の商店街で開催された取り組みは、3番街発展会のホンマルラジオ局(インターネットラジオ局)から、世界中に発信いたしました。
本年度は、まちなか文化祭実行委員会(諏訪西振)が毎年開催している「まちなか文化祭」において、泗商生も企画の段階から主体的に関わっていただきました。
11月24日の「まちなか文化祭」のスウィーツウォーキングにおいては、当日券が開始早々と完売するほど大人気でありました。また、メイン会場の諏訪公園ライブは、保育園児や小学生・高校生という若者が中心で、演奏やダンス等が披露されました。
また当日は、大勢の来場者に恵まれ、生徒たちは、運営委員として自分たちの出来ることを考え、イベントを盛り上げるよう積極的に行動し、裏方に徹し、一生懸命頑張ってくれました。
後の反省会では、高校生の他、実行委員・イベント業者・市・商工会議所の各担当も参加し、今後のイベント参考になるよう「良かった点・悪かった点・反省点」を出しあいました。
「大勢のお客さまに、スウィーツウォーキングで商店街の中を歩いていただき、新しくお店を知ってもらったことは、少しではありますが商店街活性化のお手伝いが出来たのではないかと思います。」という上記のような泗商生の感想もありました。
まちなか文化祭は、若者も商店街といった「街」への関心や親しみに繋がっていったように思われます。

今回、様々な制約の中での取り組む泗商生と実行委員の合同企画は、開催まで何度も何度も考案が練られていきましたが、なかなか進まないところも多々ありました。実行委員の方々には、最後まで根気強くご指導いただき誠にありがとうございました。四日市諏訪西商店街振興組合理事長をはじめ、まちなか文化祭実行委員長・実行委員・イベント関係者・事務局・関係各位さまには、大変お世話になりました。深く感謝申し上げます。

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