昭和32〜3年頃。小学生2〜3年の私が浜田小学校から帰ると、母はいつも店か台所にいました。「10円ちょうだい。」
小遣いをねだると、写真屋の正ちゃんのところへゴー。
僕たちの遊び場は、諏訪神社であり諏訪公園でした。特に諏訪神社は、我ら新田町のテリトリーでありました。ある日、1号線から東の連中が諏訪神社へ遊びにきていました。これは穏やかならず。さっそく米屋の真也ちゃんに連絡です。真也ちゃんは当時このあたりの取り仕切り役であったようです。「何、そうか、ふむふむ。」
てなわけでさっそく戦争です。急いで手勢を集め作戦を練ります。敵は神社の池の奥に陣を張っています。遠くから望むと、なんと味方が木に縛り付けられて泣いているではありませんか。これには非暴力主義の私もぞっとしました。私と浅野の電気屋は、二人で相談しました。 |
昭和30年諏訪神社鳥居前 茅の輪くぐり
正面左は吉田酒店、右に紅屋呉服店
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