昭和三十二年四月 近鉄四日市駅が完成 一階南が改札口 北の一階と二階が東海ストア 二階の南が食堂だった 四日市の街が大きく変わることになる 駅前に諏訪新道からオカダヤが移ってきた こうして現在の1番街が形成される 駅前の舗装は出来てない ぬかるみを大勢の人が押し寄せた それは暗くなっても続いた
二階の東海ストアでは 四日市の町を展望する人でいっぱいだ 駅前の中央通りは 舗装が完備されておらず 楠の若木がひょろひょろと並んでいる程度だったに違いない 玩具売り場で ブロックのおもちゃを買った記憶がある 色は白一色 今ほどカラフルでも 形にバラエティがあるわけでもなかった 奥の食堂では お子様ランチを食べた 西側の窓からは プラットホームが望めた